MICRONESIA NEWS

青年海外協力隊として2018年6月27日~2020年3月20日の期間、ミクロネシアで活動を行っています。

モキール島への旅行

学校の夏休み期間を利用してポンペイ島の離島に旅行にいってきました。

行った場所はモキール島というところです。

 

同期隊員のホームステイ家族がモキール島の出身で、里帰りをするということで同期3人と一緒に連れていってもらうことに。

キール島はポンペイの東側に位置する離島で、ヘリコプターで45分程度で行くことができます。

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今回乗ったカロリン航空のヘリコプター。パイロットはまさかの日本人の方で、とても親切な方でした。

キール島はとても小さな島で40分ほどあれば島の端から端まで行くことができます。

住んでいる人も40人から50人ほどでした。

滑走路からジャングルを抜けていくと、歩いて20分ほどで家がある町につきます。

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この島ではインターネットはありません。電話もできません。

(ラジオはかろうじて流れます。)

電気は太陽光発電のみです。ですが、まともに使えるのは診療所と学校のみ。人家にも太陽光パネルが設置されていますが、電気を溜めるバッテリーがきちんと設置されているわけではないので、太陽が出ている日中しか使えません。

(診療所のバッテリー)

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夜は太陽光で日中充電しておいた懐中電灯をつかって過ごします。

 

町の様子(おもしろいもの、すてきなものをたくさん発見しました。)

とても立派な市庁舎はリノベーション工事の途中でした。

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海が澄んでいてとてもきれい!

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 島で唯一の教会。太陽の光が反射してとてもきれいでした。

日中はとにかく暑くて外に長くいることはできません。この写真を撮っているときも暑くてあつくて大変でした。

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雨水のタンク

キールには水道がありません。生活に使う水、飲み水はすべて雨水です。わたしもここにいる間は雨水を飲んで過ごしました。島は車も走っていないし、空気もとてもきれいなので雨水も飲むことができます!

しかし、雨は毎日降っているわけではないので、水は貴重で大切に使わなければいけません。

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ココナッツオイルをつくっているところ

 

料理につかうココナツオイルも島民で協力してつくります。ココナッツの中の白い部分を削り出し、水と混ぜてしぼりココナッツミルクをつくります。そして、ぬるま湯をそそいで半日待つことで油分を自然分離させてオイルを抽出します。

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分離しているところ

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夕方になると水面が山や木々を映して素晴らしい眺めが広がりました。

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夜も満点の星空が広がっていました。

あまりにきれいで星座を探そうにも他の星が見えすぎて探せない!

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自然につつまれた素晴らしい島でした。島の人はこの海や自然を大切にしながら過ごし、魚やバナナ、パンの実を食べて過ごしていました。

しかし、海辺を見てみると本当から運ばれてきた食品の袋ゴミや粗大ごみもたくさん捨てられていました。人口が少ないから被害は小さいのかもしれません。便利なもの、人工的につくられたものに汚染されてほしくないなぁと思いました。