チューク旅行
チュークへ!
夏休み最後の旅行はチュークへと出かけました。同期の観光隊員(チュークの観光業が発展するために仕事をしています。)の任地へと最後の任国内旅行へ旅立ちました。
チューク州はポンペイ州の隣、左から2番目に位置しています。ミクロネシア連邦の4つの州で一番多くの人が住んでいます。
チュークの地図を見て分かるように、チュークは大きな環礁の中にあり、たくさんの島があります。チュークに住む人はボートを使って島を行き来し、仕事や買い物にいっています。
今回はウエノ島というチュークの中心地に行きました。
今回の旅行の目的は3つ
①チュークの離島でゆっくりと過ごす(泊まる!)
②チュークに沈んでいる日本軍の船をダイビングで見る
③チュークの町中を観光して、ミクロネシア1番といわれるザビエル高校を見学する
同期隊員の友人のおかげで全部達成することができました。
コスラエ旅行4日目、5日目
4日目ワラン村散策、イエラの森(カの木の保護地域)
5日目ウトエ生物保護区
<4日目ワラン村、イエラの森>
コスラエ島には島の外周をなぞるようにして道路が通っています。(白線)
しかし道路は空港のある場所から南のウトウェ村までで途切れています。(点線は道路工事予定だが着工の目途はたっていない。)
道路のないワラン村やイエラには空港近くの港からボートで回るしか交通手段がありません。
ボートが出る港。漁船もあり、魚を売っている市場もありました。
ワラン村
ボートで30分ほどでワラン村へ。道路もなく、静かな場所で村の人たちはゆったりと過ごしていました。
各村ごとに小学校があります。
きれいな教室でした。椅子は中国からの寄付だそうです。
壁には世界地図が。
オセアニア地域を真ん中にすればいいのに…。ミクロネシアはちょうど指を指しているところにあります。
イエラの森
カの木の保護区域になっています。
根に特徴のあるこの木、叩くと太鼓のように音が鳴ります。
他にもおもしろい根の形をしたカの木にたくさん出会いました。
カの木の種
<5日目ウトエ生物保護区>
この日は島の南にあるウトエ村からボートで出発。
マングローブとサンゴが共生する生物保護区を訪れました。
2005年にユネスコの生物圏保存地域に指定された場所です。
マングローブといえば泥の中のイメージがありますが、ここは海水の透明度が非常に高く、サンゴも多い場所でした。
コスラエ旅行2日目、3日目
ミクロネシア国、4州の一つ「コスラエ州」に行ってきました。
コスラエは4州の中で最も東側に位置する州です。
ポンペイ州に比べるとお店も少なく、タクシーもほとんどないので生活するのには苦労がありそうでした。しかし手つかずの自然が多く素晴らしい景色を見ることができました。
コスラエではすべての土地に地主がいて、その地主の許可なしでは観光場所に入ることはできません。つまりコネがないと行きたい場所に入らせてもらえないということになります。
今回は「コスラエツアーカンパニー」というツアー会社に申し込みをしました。このツアー会社は元青年海外協力隊、コスラエの観光隊員だったコスラエ太郎さんによって運営されています。太郎さんはコスラエの魅力を日本人に伝えようと努力されてきました。今回は太郎さんの案内でコスラエを最大限満喫してきました。
(コスラエカンパニーURL)
https://kosrae.wixsite.com/tour
1日目コスラエ到着
2日目島内観光(スリーピングレディー、レラ遺跡、博物館)
3日目SUP、ダイビング
4日目ワラン村散策、イエラの森(カの木の保護地域)
5日目ウトエ生物保護区
<2日目島内観光>
スリーピングレディー
コスラエの観光名所。まるで女性があおむけになって寝ている姿のよう。
モアナに出てくる山にそっくりでした。特に顔の部分が本当に人間の顔のよう。
レラ遺跡
昔の王朝、西暦1400年ごろに栄華を誇った王朝の遺跡。巨大な玄武岩で造った強固な城壁が特徴。一つ数トンもある巨大な岩をどこから運びどう積み上げたかは謎のまま。ちなみにポンペイのナンマドールと石の積み上げ方がそっくりで、コスラエでこの遺跡をつくった技術がポンペイにも伝わったのではないかと言われています。
写真は玉座。
これは調理場
この石を使って調理していたため、このようにくぼんでいるそうです。
コスラエ博物館
日本統治時代のコスラエの地図(日本人が作成したもの)や、昔コスラエで沈んだ海賊品の遺物などが展示されていました。
ゴミ埋立地
日本の福岡式という埋め立て方法でできています。とても小さい埋立地でいかにゴミが少ないかが分かります。しかし、もういっぱいになっていました。次の埋立地建設の予定はいまのところはないそうです…
<3日目ダイビング>
コスラエはサンゴがたくさんあることで有名です。
キャベツのようなサンゴ「キャベツコーラル」は最初見たときにその大きさと本当にキャベツそっくりな見た目に驚きました。
またサンゴが作り出す建築物!?も素晴らしかったです。
コスラエ太郎さんが名付けたサンゴ
「シンデレラ城」
また潜りたい!
新隊員到着、次の活動にむけて
ポンペイに来て1年が経ちました。
現職教員参加制度を利用してここに来た私に残された期間はあと8カ月です。来年の3月には日本に帰国し、4月からまた小学校の教員としてすぐに復帰できるように通常のボランティアより期間が短く設定されています。(通常の任期は2年)
そして、昨日新隊員がポンペイに到着しました!なんと7名の隊員、そのうち一人の方がコロニア市(ポンペイの中心地)のオーミネ小学校に配属されます。JICAボランティアのドミトリーで歓迎会を開きました。
マグロ一匹まるごと買って、同期隊員とお刺身、カマ焼き、マグロステーキ、マグロのあらじる、カルパッチョ、玉ねぎサラダ、庭に生えていたパパイヤ炒めをつくりました。男性が5人もいて、量が足りなかったのが一点反省です。
みんな興味をもってミクロネシアの生活について聞いてくれました。
仕事についての意識や働き方が日本と大きく違うこと
食生活の問題点(野菜がない)
驚くべき慣習(犬を食べる)
ホームステイのこと
改めて自分の経験を話していると、1年ここで過ごしてきたという実感がわきました。
いま、ポンペイで青年協力隊をしていた奥野歩さんが執筆した「わたし、南の島で先生しました」という本を読んでいます。
彼女の経験や感じたことが自分と重なって、とても励みになりました。
ちょうど歩さんが1年の任期を終えたところまで読み終わり、残りの期間を大切に、また挑戦していこうと改めて思っています。
モキール島への旅行
学校の夏休み期間を利用してポンペイ島の離島に旅行にいってきました。
行った場所はモキール島というところです。
同期隊員のホームステイ家族がモキール島の出身で、里帰りをするということで同期3人と一緒に連れていってもらうことに。
モキール島はポンペイの東側に位置する離島で、ヘリコプターで45分程度で行くことができます。
今回乗ったカロリン航空のヘリコプター。パイロットはまさかの日本人の方で、とても親切な方でした。
モキール島はとても小さな島で40分ほどあれば島の端から端まで行くことができます。
住んでいる人も40人から50人ほどでした。
滑走路からジャングルを抜けていくと、歩いて20分ほどで家がある町につきます。
この島ではインターネットはありません。電話もできません。
(ラジオはかろうじて流れます。)
電気は太陽光発電のみです。ですが、まともに使えるのは診療所と学校のみ。人家にも太陽光パネルが設置されていますが、電気を溜めるバッテリーがきちんと設置されているわけではないので、太陽が出ている日中しか使えません。
(診療所のバッテリー)
夜は太陽光で日中充電しておいた懐中電灯をつかって過ごします。
町の様子(おもしろいもの、すてきなものをたくさん発見しました。)
とても立派な市庁舎はリノベーション工事の途中でした。
海が澄んでいてとてもきれい!
島で唯一の教会。太陽の光が反射してとてもきれいでした。
日中はとにかく暑くて外に長くいることはできません。この写真を撮っているときも暑くてあつくて大変でした。
雨水のタンク
モキールには水道がありません。生活に使う水、飲み水はすべて雨水です。わたしもここにいる間は雨水を飲んで過ごしました。島は車も走っていないし、空気もとてもきれいなので雨水も飲むことができます!
しかし、雨は毎日降っているわけではないので、水は貴重で大切に使わなければいけません。
ココナッツオイルをつくっているところ
料理につかうココナツオイルも島民で協力してつくります。ココナッツの中の白い部分を削り出し、水と混ぜてしぼりココナッツミルクをつくります。そして、ぬるま湯をそそいで半日待つことで油分を自然分離させてオイルを抽出します。
分離しているところ
夕方になると水面が山や木々を映して素晴らしい眺めが広がりました。
夜も満点の星空が広がっていました。
あまりにきれいで星座を探そうにも他の星が見えすぎて探せない!
自然につつまれた素晴らしい島でした。島の人はこの海や自然を大切にしながら過ごし、魚やバナナ、パンの実を食べて過ごしていました。
しかし、海辺を見てみると本当から運ばれてきた食品の袋ゴミや粗大ごみもたくさん捨てられていました。人口が少ないから被害は小さいのかもしれません。便利なもの、人工的につくられたものに汚染されてほしくないなぁと思いました。
海のクリーンアップ大作戦
先週の日曜に地元のダイビングショップが企画したく海の清掃活動に参加しました。
ダイビングとスノーケリングで海に沈んでいるごみを拾う活動です。
ポンペイの海は透明度が高く、魚もたくさんの種類がいます。
しかし、ポンペイに住んでいる人の中には海にゴミを捨ててしまう人もいます。
最近ではたくさんのおむつが流れているのを目にしました。
島の人たちの中には海の汚染について真剣に考え、取り組みを行っている人もいますが、多くの人は無意識にゴミを捨てているのが現状です。
ダイビングショップの方たちも啓発活動を兼ねてこの活動を企画しました。
実際にもぐってみると、缶や瓶、船の部品がいたるところに落ちていました。
中には車のタイヤも!
1時間半くらいもぐって、ゴミを拾いました。
ビニール袋は海の中で粉々になっていました。
魚やカメはこのビニールを、餌だと思って食べてしまいます。
最近ではマイクロプラスチックのことも問題になっています。
実際に海の中の様子を見ると、人間の生活が海の中の生き物に与える影響ははかりしれないなぁと感じました。
今回は2つのダイビングショップが協力して企画していたのでいろんな国籍の方たちが参加していました。ポンペイ人、日本、スペイン、アメリカ、オーストラリアの方たちがいました。
みんなで集めたごみ
ポスターコンテスト
ポンペイ州の教育庁が企画したポスターメイキングコンテストが開かれました。
学期末のこの時期はなぜか分かりませんが学校ごとに競う大会がたくさん開催されています。
○算数オリンピック
○理科コンテスト
○社会コンテスト
○救命講習大会
などなど様々な大会がこの時期にありました。
ポスターコンテストもその中の一つでした。
私が担当するアートクラブから代表の子を選んでいいと校長先生に言われたので、いつもよく頑張っている女の子を代表に選びました。
練習の様子
テーマがとても難しく…
(英語)A nations culture reside in the heart and in the soul of it's people.
(日本語訳)国民の魂、そして心の中にあるミクロネシアの伝統、住まい
何を描けばいいのかさっぱり分からないところから始まりました。
クラブの子に何を描きたいか聞いたところ、ポンペイの有名なランドマーク、ソケースロックを描きたいと言っていたので、ソケースロックをテーマに描くことにしました。
(ソケースロック)
当日は市内にある高校の食堂に集まって、コンテストが行われました。
小学生は5人、高校生は2人が参加しました。
惜しくも彼女は5人中4人でしたが、個人的には1位をあげたい仕上がりでした。
景品として小学校の近くのレストランのフリーランチ券をもらいました。
小学生1位
中学生1位