日本の学生の活躍
ポンペイには、環境について学ぶ学生がよく訪れます。
9月には麗澤大学、立命館大学の学生が勤務校のネッチ小学校にやってきました。
ゴミを分別して捨てる習慣がない、ポンペイ人に分別の大切さやゴミを正しく捨てることの意義を伝えにワークショップを行いました。
とはいっても大きなごみを排出する工場がそもそもないポンペイ、
暮らしぶりも違い、家庭から出るごみの量も日本の10分の1程度しかありません。
まず、生ごみが出ない。
なぜなら骨もご飯も残飯もぜんぶ犬が食べちゃうから!
野良犬がたくさんいるので、ゴミの量が著しく少ないのです。
またリサイクルはアルミ缶のみ。
リサイクルできるシステムがなく、アルミ缶も輸出して加工されます。
だから分別する必要がないのです。
でもやっぱりゴミは出るし、埋め立て地も限りがあるので環境について学ぶことは必要なのかもしれません。
ワークショップの様子(麗澤大学)
1日目は環境に関する劇を鑑賞、6年生を対象に行いました。
二日目はゴミを分別するだけではなく、ゴミから新しく何かつくれないかな??
というテーマでみんなでアイディアを出しました。
タイヤからサンダルをつくる、鉢植えにする。
ペットボトルの花瓶、ペン立て、船もつくれる!?
なんてアイディアがたくさん出ました。
ワークショップの様子(立命館大学)
まずは校内のゴミ拾い、どんなゴミが多いのか自分の目で確かめます。
一番多いごみはバナナの皮でした。笑
じゃあゴミをポイ捨てしたらどうなるの?
においやマイクロプラスチックの問題について学生の説明を聞きます。
そして最後は自分に何ができるのか、これからのアクションについて考えました。
環境を学ぶだけではなくて、異文化交流にもなっているなと実感。
日本の小学校でも海外の学生のワークショップを受け入れたらおもしろそう!
と思いました。